6月11日日本香粧品学会第47回大会(有楽町朝日ホール)にて 当研究室で初めての学会発表が行われました。演題名は「皮膚の角層剥離に関与するステロイドサルファターゼ活性測定法の確立」です。ステロイドサルファターゼは角層を接着しているコルネオデスモソームを分解するプロテアーゼ活性を抑制しているコレステロール硫酸をコレステロールに変換することで、角質を最外層で一枚一枚はがすように調節しています。今回の報告ではテープストリップをした角質から酵素を抽出して、測定する技術を確立しました。この方法を使用してマウスあれ肌モデルでは有意にステロイドサルファターゼ活性の低下が確認でき、ヒトでも重層剥離とステロイドサルファターゼ活性が逆相関することを見出しました。